効果の出方と期間
AGA治療をはじめてから、どれぐらいで効果が出るものなのでしょうか。
一般的には、プロペシアを服用してから効果を実感できるのは、6〜１２ヶ月と言われています。
これには、プロペシアの作用機序が関係しているようです。
プロペシアは5αリダクターゼという酵素の働きを抑え、男性ホルモンのテストステロンからジヒドロテストステロン（DHT)に変換するのを止める働きがあります。
AGAの原因であるDHTが減少すると、抜け毛が減ってきます。
現在ある細い毛が成長していき、毛髪にボリュームが出てきます。
そのため、効果が実感できるのが、6〜12ヶ月後になるのです。
メソセラピー等注入系の治療は、3〜4回目頃から効果が出る場合が多いようです。
自毛植毛などは、ショックロスを起こす毛髪を除き、早くから効果が実感できます。
AGA治療はいつ始めるのがベストか？
AGAというのは、髪の毛周期がおかしくなって、休止期の毛根が増えている状態です。
基本的な治療は、この休止期の毛根を活動記に移行させてやることになります。
治療はAGAの診断がついたら、できるだけ初期の若いうちから始める方が、効果を早く実感できます。
あまり進行して脱毛が進んでしまってから治療を始めても、あまり効果が見られない場合があります。
AGAの治療はいつまで続ければいいのか？
AGA治療を初めて効果が出だしてきたら、いつまで治療を続けるか、ゴールをどの地点に決めるかというのは大きな問題ですね。
例えば自毛植毛の場合、ショックロスで抜けてしまった毛根から再び活動期に入った毛根は、そのまま毛を作り続けて正常な毛周期を繰り返すため、見た目で満足すればその地点がゴールになるでしょう。
早ければ、１回の植毛手術で完了ということもありえます。
メソセラピーやHARG療法は、1クール（5、6回）の治療を終了したあと、メンテナンス的に続けていく場合も多いです。
内服治療の場合。効果が出たので内服を中止すると元に戻ってしまうケースも多いので、いつの地点がゴールになるのか判断しにくいですよね。
毛根が休止期から活動期に変わり、ある程度落ち着く１年ぐらいを目安に、主治医の先生にその後のことを相談するのがいいでしょう。
とりあえず、最低1年ぐらいは内服を続けたほうが、効果等もわかりやすいのでいいと思います。
