AGAで内服治療を行う場合、各クリニックによって多少の違いはありますが、大体同じような経過をとります。
まず基本になるのは、ミノキシジル、フィナステリド(プロペシア)の内服です。
それに加えて、各種ビタミン、亜鉛などのミネラル、アミノ酸などのサプリメントを併用していきます。
効果としては、発毛してきた毛を抜けないようにしながら、育てていってボリュームを出すという感じですね。
最初は少量から、効果・副作用をみながらミノキシジルとフィナステリドを増量していきます。
初期脱毛で結構抜ける人もいるので、驚いて内服をやめてしまう方もいます。
しかし初期脱毛は通常1〜2ヶ月でおさまってしまうものなので、そんなに心配する必要はありません。
大体6〜12ヶ月で抜け毛がおさまって、ボリュームが増えてきた実感を得られる人が多いようです。
その後12〜18ヶ月でマックスの効果が出てきます。
そのあたりで安定してきた人は、希望に応じて維持治療に移行する場合と、さらに発毛治療を継続する場合に分かれます。
さらにはつもう治療を継続する場合は、最大量までミノキシジル、フィナステリドを増やしていく、或いはフィナステリドをデュタステリドに変更していく場合がありますが、劇的な変化はあまり期待できません。
維持療法の場合は、量を減らすよりも薬を飲む間隔をあけていくほうが維持できる場合が多いです。
1日おきや3日に1回のペースで内服を続けることによって、現状を維持できる場合が多いようです。
他にも安定している人では、近くの内科や皮膚科でプロペシアやジェネリックのフィナステリド(ファイザー)を処方してもらいながら、ドラッグストアでリアップ×5を購入して併用していく方法も有効です。
また12〜18ヶ月の発毛治療であまり効果のでない人(20%ぐらい)は、状態に応じHARG療法を含む幹細胞治療や自毛植毛を行い効果を得られる場合があります